すぐ実践できるアクセシブルなHTML ~より多くの人にコンテンツを届けるために~

セマンティックでアクセシブルなHTML講座(基本タグ編)

デザイン&リサーチ ポカリチーム

2020-08-03

Agenda

オープニング

自己紹介

皆さんが作ったウェブコンテンツは、適切に伝わっているでしょうか。

知らぬ間に、一部のユーザーを排除したり、閲覧しにくいなどのストレスを与えたりしてはいないでしょうか。

以下のユーザーに伝わっているでしょうか

より多くの人にコンテンツを届けるために

セマンティックな HTML を書く → アクセシブルになる

セマンティックな HTML とは
文章の意味に基づき、適切な用途のタグで意味付けされた HTML

コンセプト

誰に:HTML にかかわるエンジニア・ウェブ制作者の方々 何を:アクセシブルな HTML を書く利点と方法がわかった、普段から意識してみよう、と言って欲しい

すぐ実践できる基本的で汎用的な考え方やテクニックについて、
スクリーンリーダーのデモをしながら進めていきます。

スクリーンリーダーはウェブページをどう読むのか

スクリーンリーダーとは

身の回りにあるスクリーンリーダー

デフォルトで組み込まれています。

スクリーンリーダーの挙動

スクリーンリーダーはウェブページをどのように読むのでしょうか。

HTML の書き方がスクリーンリーダーの読み上げに影響する

→ 適切な HTML を書くとアクセシブルになる

より多くの人にコンテンツを届けるために意識すること

HTML のタグを正しく使うこと

本講座では 4 つ紹介します

  1. 見出しは見出しタグ
  2. ボタンは button タグ
  3. フォームのラベルは label タグ
  4. 領域はランドマークのタグ

1. 見出しは見出しタグ

○ h1-h6 タグを使う
× div と CSS や b タグで見出しっぽく見せる

○ 見出しレベルをスキップしない
× 見出しレベルが飛び飛び(h2 の次に h4 など)

見出しのメリット

見出しタグでマークアップすることで

見出しに関する悪いユーザー体験

見出しのユーザー価値

2. ボタンは button タグ

○ button タグを使う
× span や a タグを使う

ボタンのメリット

button タグでマークアップすることで

ボタンに関する悪いユーザー体験

ボタンのユーザー価値

3. フォームのラベルは label タグ

○ ラベルを label タグでマークアップする
× ラベルを span でマークアップする

フォームラベルのメリット

ラベルを label タグで実装することで

フォームラベルの悪いユーザー体験

フォームラベルのユーザー価値

4. 領域はランドマークのタグ

○ ヘッダーは header
○ ナビゲーションは navigation
○ コンテンツは main
○ フッターは footer

× それぞれ div でマークアップする

ランドマークのタグのメリット

ランドマークのタグのユーザー価値

まとめ

セマンティックな HTML を書くことで、多くのユーザーの価値を向上させられる

最低限意識すると良い基本的なこと